生き物のつながり、環境を考えるのに、とてもいい授業ですが、難しいことはともかく、とても楽しい時間です。
注意事項などの後、プールを覗いてみると、プランクトンがたくさん。アメンボや巻貝(サカマキガイ)も見えます。早速、プールに入って、虫たちを救出。すぐに、ヤゴやゲンゴロウ、なんだかわからないもの。ミズカマキリを見つけて、歓声をあげます。
気が付くと30分はすぐに経ってしまいます。最初は、恐る恐るだった子たちも、夢中になってきます。
担任の先生がトンボ好きだったせいか、子どもたち、事前に勉強していたようで、これは、ハイイロゲンゴロウなどと教えてくれました。
飛んでしまうものなどは蓋つきの水槽にいれ、その他はタライのような入れ物に、7~8杯ほど捕まえて、次は、分類です。
アカトンボの仲間、シオカラトンボの仲間、その他のイトトンボのようなものたち、ゲンゴロウ、その他に分けていくのですが、どうしたことでしょう、アカトンボ型のヤゴが見つかりません。考えてみれば、例年より1月半ほど、早い時期でした。アカトンボの類は、秋に産卵し、卵で越冬して、まだ、孵化していないようです。それでも、1頭だけみつかりました。
ヤゴは、シオカラトンボ型が山ほど(一緒にいるのは、コマツモムシ)、アカトンボ型が1頭、イトトンボ型が1頭でした。
このほか、ゲンゴロウは、ハイイロゲンゴロウ(結構多かったですね)、シマゲンゴロウ(数頭)。カゲロウの類の幼虫(たくさんいました)。ミズカマキリは3頭。ニホンアマガエルの成体が1頭。
そういえば、いつも、たくさんいるオタマジャクシもいませんでした。まだ、産卵前だったのかもしれません。
とても、分類は終わりません。
プールのような開けた水面では、シオカラトンボやアカトンボの類が主に産卵をするのですね。ヤンマやイトトンボなどは、水草に産卵するので、通常は見られないことや飼育の方法などをお話ししました。
時間があれば、プランクトンなどを顕微鏡などでみたり、色々、面白いことがあるのですが、時間切れです。
後は、みんなで分類して、ヤゴなどは飼育して羽化させるそうです。なにが、でてくるか楽しみですね。
いつもの時期と違っていたので、羽化したヤゴの抜け殻なども見つかりません。見られるものも違っていて、とても、勉強になり、楽しいひと時を過ごすことができました。
by yamasanae
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