2016年2月13日土曜日

土浦市の自然観察会

土浦市の平成27年度の自然観察会
(里山の生き物と歴史教室)

 土浦市の環境保全課が事務局となっているこのイベントには、例年、宍塚の自然と歴史の会が協力をしてきましたが、今年も、hanaさん、Taさんと野鳥観察を中心にお手伝いをしました。
 参加者の方々は、上高津貝塚ふるさと歴史の広場で、資料館の職員の方から説明を受けたあと、今度は、会の方から野鳥観察の説明です。
 まず、鳥のはく製を使って、嘴、足の様子、骨の軽さ、羽の柔らかさなどなど、めったにない機会ですので、触ってみてもらいました。この剥製は、事故などで、宍塚で死んでいたものをはく製にしたものです。ノスリ、フクロウ、マガモ、カワセミ、オオバン、バン、シジュウカラなど。
 次は、資料の説明、宍塚で見られる冬の鳥。野鳥の会のFさんの資料を活用させてもらいました。基本となるのは、スズメ、ハト、カラス。留鳥で、普段から見慣れているので、基準になります。
 いよいよなのですが、その前に、双眼鏡のピントの合わせ方を説明して、スタートです。
 建物をでると、生け垣のなかにメジロ、芝生にツグミ、木の間で、キジバトやモズが飛んだりしています。大池への道の途中、木の上にシメの姿も。とても時間がかかるので、とっとと歩くことにしました。
 大池では、カモが8種。1頭だけ珍しいカモがはいっているのですが、昼は、休んでいるので、なかな顔を出してくれません。フィールドスコープで大きく見えるようにしても、特徴が分かっていないので、なかなか難しいようです。

 大池の西側の湿地(池西湿地)まで、行く途中、シジュウカラやコゲラにも会いました。
 今日の目玉の一つ、ニホンアカガエルの卵塊ですが、池西では見つからず、自然農田んぼ塾の田んぼのところまでいって、やっと見つかりました。
 果敢に、手ですくってみる子もいましたね。

 曇りになってくる予定が、気温が上がって、汗をかいてしまいました。少しでも、鳥や里山に興味を持ってもらえるとうれしいですね。
by yamasanae
 当日の行程表はこちら

【観察した鳥たち】 30種+番外1種
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、(コジュケイ)