2016年11月8日火曜日

2016.11.08(火) 土浦小学校1年生観察会

土浦小学校1年の3クラス、84名が宍塚で観察会。

 3班に分かれて、虫やドングリ、赤や青の木の実探しに興じ、最後を行く先生から、もう行くよとせかされてもなんのその、虫探しに夢中だったそうです。
 どの子も里山体験を楽しみました。
 アカガエル、オオカマキリ、トンボにたくさんのバッタ、イナゴ、堤防で、採ったものを自慢しあいました。途中アオダイショウを見た子どももいました。ヘビに出会えるなんて、運のいい子ども達でした。
 指導は環境教育部会が行いました。


by hanaさん
 
 

2016年7月24日日曜日

2016.07.24 四中科学部活動報告

7月24日(日)9:00~12:00
活動場所:般若寺のマダケ林
活動内容:今春生えたマダケを伐採
参加者:土浦四中科学部1年生5名、2年生3名、OB高校1年生1名、Oo、Sai

 今年の新入部員,身体も頭もよくはたらく生徒達,Oo先生は「頼もしい!」と喜んでいます。
 夏休みに入り研究論文を仕上げなければならない時期ですが,里山にはいつもお世話になっているからと7/24は竹林整備に徹しました。
 1年生の竹切りは2回目でしたが,のこぎりの使い方がみるみる上達し太い古竹を切って上手に積み上げていました。

 流しそうめん,皆美味しそうに頬ばっていました。ご馳走様でした。


 青屋箸の行事の様子は、さわやか隊の活動記録を参照してください。
http://satoyamasawayaka.blogspot.jp/2016/07/20160724.html

 論文まとめが忙しいので,8月の里山での活動は無いそうです。

以上報告でした。
By Saiさん
(大池メールから転載)


2016年7月8日金曜日

2016.07.08 茗渓学園中学校 理科巡検

 2年ぶりの理科巡検で、中学3年生の3クラス(残りは秋の予定)がやってきました。

  • 今年は、従来の虫、植物、鳥、水生生物の区分ではなく、全員が、里山について、講義を受けるとともに、植物観察(生き物つながり)、動物観察(水の中の生きもの)を体験
  • 9:20~14:20 昼をはさみ、80分3コマで、時間を1コマ分長くなりました。


(植物観察について)

  • じっくり観察して、スケッチやレポートにまとめるをポイントに
  • 歩き回らずに、1箇所で実施
  • まず、林の様子を見渡し、樹冠の様子、日当たりの様子、手入れのされている林とされていなところの違いを観察
  • 目を閉じて音や匂い、風、陽当たりを感じてみる。
  • なぜ、植物を基礎に生き物つながりを考えるのか
  • 植物は光合成により、生き物に欠かせない酸素と有機物を作ること。ここらあたりは、つくば実験植物園のHPが参考になります。生物多様性のうち「生物界における植物の役割」
  • ここから、植物を食べる生き物、その生き物を食べる生き物、植物を分解する生き物、植物に寄生する生き物、共生する生き物などなど
  • 植物の戦略、実や種、ツタ植物などなど
  • 何をみなければならないかは指定はしないが、何を見てもつながりを考えてみよう。
  • 生き物が苦手な子もいるので、班で行動
  • 何をみつけたか自慢(報告してもらう)


(感想や反省)

  • 今年の茗渓生は、比較的にしっかりしていたと思いますが、やはり、移動などに時間がかかり、観察時間やまとめの時間が足りなくなっていました。
  • ルーペを配るのに時間がかかった。
  • これは仕方がないのですが、興味に濃淡。何も探さない子がいたのは残念。
  • 動くものには目がいきますが、動かない植物などをじっくり観察するのは、急には無理だったようで、導入を気を付ける必要があったかもしれません。
  • それでも、いろいろなものを見つけて、おおむね、まとめまでいったでしょうか。
  • 発表は見つけたで終わってしまったので、もっと、生き物のつながりを、自分たちの頭で考えてもらった方がよかったかな。


(観察した生き物)
 種を覚えるのが目的ではないのですが、一応、記載しておきます。なお、うろ覚えです。

植物 
コナラ、クヌギ、ウワミズザクラ(実も)、ムラサキシキブ、キヅタ、ツタウルシ、アオキ、ハエドクソウ(花と実)、ジャノヒゲ(花)、マユミ(実も)など

マメキシタバ
昆虫(頭胸腹に分かれ、胸から6本足、通常4枚の翅 ちゃんとスケッチできたでしょうか?)
マメキシタバ、コシロシタバ、ニイニイゼミ(成虫♀、抜け殻)、ヒグラシ(抜け殻)、ハグロトンボ、ノシメトンボ、ムモンホソアシナガバチ(働き蜂、巣)、イシノミの類(原始的な昆虫です)、キマワリ、アオオサムシ(死がい)、ヒシバッタ、ツチイナゴ、セスジツユムシ、ヒメギス、キリギリス類sp.、ナナフシ(成虫と小さな幼虫たち)、イチモンジカメノコハムシ、エノキハムシ、カマキリ類sp.など

クモ
オオシロカネグモ、コガタコガネグモ、ヤマシロオニグモ、イオウイロハシリグモ、オナガグモ

ザトウムシの類(クモの仲間ですが別目です)
ザトウムシsp.

貝類
トウキョウコオオベソマイマイ、ヤマナメクジ

甲殻類
オカダンゴムシ、ワラジムシ、ニホンフナムシ、ヒメハマトビムシ(たぶん)

その他
フトミミズ、ヤスデの類

哺乳類
モグラ(死がい)

両生類
ニホンアカガエル(幼体)、アズマヒキガエル(幼体)

爬虫類
ジムグリ、ヒバカリ

鳥類
ヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、コジュケイ

by yamasanae



2016年4月22日金曜日

2016.04.22 今鹿島小 ヤゴ救出作戦

 例年、5月末から6月はじめ、プール開きの前に行われているつくば市今鹿島小学校のヤゴ救出作戦のお手伝いにいってきました。対象は新5年生。全員で20名だそうですが、団塊の世代としては、信じられない人数ですね。参加は、Oiさん、Tanoさん、yamasanae。

 生き物のつながり、環境を考えるのに、とてもいい授業ですが、難しいことはともかく、とても楽しい時間です。
 注意事項などの後、プールを覗いてみると、プランクトンがたくさん。アメンボや巻貝(サカマキガイ)も見えます。早速、プールに入って、虫たちを救出。すぐに、ヤゴやゲンゴロウ、なんだかわからないもの。ミズカマキリを見つけて、歓声をあげます。
 気が付くと30分はすぐに経ってしまいます。最初は、恐る恐るだった子たちも、夢中になってきます。

 担任の先生がトンボ好きだったせいか、子どもたち、事前に勉強していたようで、これは、ハイイロゲンゴロウなどと教えてくれました。
 飛んでしまうものなどは蓋つきの水槽にいれ、その他はタライのような入れ物に、7~8杯ほど捕まえて、次は、分類です。

 アカトンボの仲間、シオカラトンボの仲間、その他のイトトンボのようなものたち、ゲンゴロウ、その他に分けていくのですが、どうしたことでしょう、アカトンボ型のヤゴが見つかりません。考えてみれば、例年より1月半ほど、早い時期でした。アカトンボの類は、秋に産卵し、卵で越冬して、まだ、孵化していないようです。それでも、1頭だけみつかりました。
 ヤゴは、シオカラトンボ型が山ほど(一緒にいるのは、コマツモムシ)、アカトンボ型が1頭、イトトンボ型が1頭でした。
  

 このほか、ゲンゴロウは、ハイイロゲンゴロウ(結構多かったですね)、シマゲンゴロウ(数頭)。カゲロウの類の幼虫(たくさんいました)。ミズカマキリは3頭。ニホンアマガエルの成体が1頭。
 そういえば、いつも、たくさんいるオタマジャクシもいませんでした。まだ、産卵前だったのかもしれません。
  
 

 とても、分類は終わりません。
 プールのような開けた水面では、シオカラトンボやアカトンボの類が主に産卵をするのですね。ヤンマやイトトンボなどは、水草に産卵するので、通常は見られないことや飼育の方法などをお話ししました。
 時間があれば、プランクトンなどを顕微鏡などでみたり、色々、面白いことがあるのですが、時間切れです。
 後は、みんなで分類して、ヤゴなどは飼育して羽化させるそうです。なにが、でてくるか楽しみですね。

 いつもの時期と違っていたので、羽化したヤゴの抜け殻なども見つかりません。見られるものも違っていて、とても、勉強になり、楽しいひと時を過ごすことができました。
by yamasanae


2016年2月13日土曜日

土浦市の自然観察会

土浦市の平成27年度の自然観察会
(里山の生き物と歴史教室)

 土浦市の環境保全課が事務局となっているこのイベントには、例年、宍塚の自然と歴史の会が協力をしてきましたが、今年も、hanaさん、Taさんと野鳥観察を中心にお手伝いをしました。
 参加者の方々は、上高津貝塚ふるさと歴史の広場で、資料館の職員の方から説明を受けたあと、今度は、会の方から野鳥観察の説明です。
 まず、鳥のはく製を使って、嘴、足の様子、骨の軽さ、羽の柔らかさなどなど、めったにない機会ですので、触ってみてもらいました。この剥製は、事故などで、宍塚で死んでいたものをはく製にしたものです。ノスリ、フクロウ、マガモ、カワセミ、オオバン、バン、シジュウカラなど。
 次は、資料の説明、宍塚で見られる冬の鳥。野鳥の会のFさんの資料を活用させてもらいました。基本となるのは、スズメ、ハト、カラス。留鳥で、普段から見慣れているので、基準になります。
 いよいよなのですが、その前に、双眼鏡のピントの合わせ方を説明して、スタートです。
 建物をでると、生け垣のなかにメジロ、芝生にツグミ、木の間で、キジバトやモズが飛んだりしています。大池への道の途中、木の上にシメの姿も。とても時間がかかるので、とっとと歩くことにしました。
 大池では、カモが8種。1頭だけ珍しいカモがはいっているのですが、昼は、休んでいるので、なかな顔を出してくれません。フィールドスコープで大きく見えるようにしても、特徴が分かっていないので、なかなか難しいようです。

 大池の西側の湿地(池西湿地)まで、行く途中、シジュウカラやコゲラにも会いました。
 今日の目玉の一つ、ニホンアカガエルの卵塊ですが、池西では見つからず、自然農田んぼ塾の田んぼのところまでいって、やっと見つかりました。
 果敢に、手ですくってみる子もいましたね。

 曇りになってくる予定が、気温が上がって、汗をかいてしまいました。少しでも、鳥や里山に興味を持ってもらえるとうれしいですね。
by yamasanae
 当日の行程表はこちら

【観察した鳥たち】 30種+番外1種
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、(コジュケイ)


2016年1月24日日曜日

2016.01.24 四中科学部活動報告

1月24日(日)

Eさんの竹林の土を採取
その後,子パンダの森の土を採取
それぞれ3ポイントずつ
1ポイントにつき,地表~5cm,10cm~15cm,20cm~25cm,30cm~35cm
4種類の深さの土を採取

 竹林の土壌はとても硬いので30cmの深さまで掘るのはとても大変。それでも,科学部員はエンピを上手に使って掘り進めるようになりました。それぞれの土をビニール袋に入れて持ち帰り,学校で体積含水率を求めます。

 土の採取が要領良くできるようになり,後半は竹林整備までできるようになりました。切った竹は,必ず一カ所に積み上げます。
切る人,運ぶ人,積み上げる人,自然に仕事分担ができています。2年生の部員が増え,皆がとてもよく働きます。

 作業が終わると、エンピを小川できれい洗い,油を塗ります。のこぎりも油を塗って片付けます。この時期になると,すっかり手順を覚えてしまいます。

 「皆,教室での表情とは全く違い明るく生き生きしている。」とO先生は言います。

 2月には幡谷賞の表彰式があり,そこで生徒達が活動内容を3分程度で発表するとか。校内で部活動紹介もあるとか。PPを使って発表するための写真や動画の撮影もやっていました。
 研究のデータ集め,竹林整備,撮影と盛りだくさんの活動でした。

以上,報告させていただきました。

Saさん(大池メールから転載)